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α-SPEC(アルファスペック)
のこだわり

α-SPEC(アルファスペック)のこだわり

安全性への配慮と取り扱いの容易さを追求! セフティコード ”ベクトラン®”

セフティコード“ベクトラン®”

従来の繊維コードに比べ大幅に耐久性向上!

従来の繊維製ネットコードは、金属製のものに比べて、耐久性の面で劣るとともに、繊維自体の劣化状況が判断しにくく、交換のタイミングが難しいという欠点がありました。
繊維製ネットコードはネットを張るとき金属ワイヤーのように“ささくれ”で指を傷つけるようなことがありません。
競技用ネットに使用している「セフティコード“ベクトラン”」は高強度繊維「ベクトラン」を初めて用い、ネットコードとして適合性を高めたスポーツネット専用繊維コードです。従来の繊維製のものに比べて約3倍(当社比・当社試験)耐久性の向上を追及するとともに、柔軟性が高く、装着や取り外しなどの作業もより容易になっています。さらに、紫外線や熱、外部との摩擦に強く、樹脂による被膜を施す必要が無いため劣化を一目で判断でき、交換時期もわかりやすくなっています。
(※ベクトラン Vectran は(株)クラレの登録商標です。)

セフティコード“ベクトラン®”
ネットコード耐久性の比較

取替用セフティコード“ベクトラン”にはネットコード交換が簡単にできる熱収縮チューブがつきます。(取替用VECT-1360、VECT-1367のみ)

ネットコードの交換には付属の収縮チューブを使います。交換前にネットから現在使用中のワイヤーおよびネットコードを抜かないでください。成型ネットコーナー使用のネットは、カバーをはずしてください。

両方のネットコードを収縮チューブの中央部まで挿入してください。まきぐせがついている部分はワイヤーカッターなどで切断してから挿入してください。

両方のネットコードを収縮チューブの中央部まで挿入してください。まきぐせがついている部分はワイヤーカッターなどで切断してから挿入してください。

収縮チューブを加熱し、収縮させて十分密着させてください。加熱はチューブの端からゆっくり回しながらおこない、均一に熱が当たるようにしてください。

収縮チューブを加熱し、収縮させて十分密着させてください。加熱はチューブの端からゆっくり回しながらおこない、均一に熱が当たるようにしてください。

収縮後はチューブを十分冷却してください。(十分冷却しないと抜ける恐れがあります。)

収縮後はチューブを十分冷却してください。(十分冷却しないと抜ける恐れがあります。)

スチールワイヤーの反対端をゆっく りひき抜き交換完了です。

スチールワイヤーの反対端をゆっくりひき抜き交換完了です。

ご使用から約2年を目安に新しいネットコードとお取り替えください。

  • コードの外観上に損傷が見受けられた場合、切断の恐れがあり、非常に危険です。定期的に、かつ、ご使用前にコードの状態を確認してください。特に支柱の金属部品(ウインチ、滑車)との接触部分に脱色、糸の切断、毛羽立ちなどの摩耗、損傷が見受けられた場合は使用を取りやめ、新しいコードと必ずお取り替えください。
  • コードに結び目ができた状態のままで使用しないでください。保管・収納時に結び目ができないようにご注意ください。(結び目ができてしまった場合は新しいコードとお取り替えください。)
  • ご使用・保管状況にもよりますが、ご使用開始の年月を記録していただき、約2年を目安に新しいコードとお取り替えください。
  • コードは金属ワイヤーに比べて伸びますので、巻取りきれなくなりましたら、新しいコードとお取り替えください。
  • コードの巻取り時には、張られたネット(コード)の延長線上には立たず、どちらかのエンドライン方向にズレた位置に立って作業してください。また、出来るだけ巻取り部(ウインチ)・コード・支柱から体を離して巻き取ってください。
    【※特に頭部(顔面)を近づけないでください】

表面の脱色

表面の脱色

摩耗・毛羽立ち

摩耗・毛羽立ち

糸の切断

糸の切断

結び目

結び目

テープ(白帯)の白さを長く保つ「KEEP WHITE」加工

白帯や繊維素材にもこだわりをもっています。

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特殊樹脂のコーティングにより、テープの白さを長く保ちます。プレー中の目印となるべきテープの汚れを抑え、施設の美感を保ちます。

KEEP WHITE加工

KEEP WHITE加工

従来品←|→KEEP WHITE加工

繊維の特徴

長繊維糸(フィラメント)

長い繊維を引き揃えて作った糸。
太さを示す単位はデシテックスを用います。

糸の太さ表示について

デシテックス 【単位:T(dtex)】

一定の長さ当たりの重さによって、繊維の太さを示す単位。
10,000mで1gが1デシテックス。
デシテックス数が多いほど太くなります。

太さ表示の見方

デシテックス - 440T(単糸の太さ)/ 16本(糸を撚り合わせた本数)

スポーツネットに求められる各化学繊維の特長と選択の目安

スポーツネットに求められる各化学繊維の特長と選択の目安

スポーツネットの分類

ネット形状は、大別すると次のように分類できます。

スポーツネットの分類

有結節ネット

原料となる原糸をあらかじめ撚って撚糸を作り、この撚糸を結びながら編みあわせて網目を構成。当社のネットは特に強度への影響が少なく、ゆるみにくい蛙又結節を採用しています。

<メリット>
●網の継ぎ目が目立たない。
●一カ所切れても切口が広がらない。

<デメリット>
●無結節に比べると重い。
●結び目のために強度の低下がある。(約30%)

有結節ネット


【左】スポーツノット(蛙又) 【右】フラットノット(本目)

無結節ネット

原糸を合糸したものを撚りながら同時に編み込む。編み糸と網目を同時に作っていくので結び目がありません。

<メリット>
●重量が軽く、風・水の抵抗が小さい。
●伸びが少なく、見通しが良い。

<デメリット>
●撚り糸が甘ければ結びがズレやすい。
●網のつなぎ目が目立ちやすい。

無結節ネット